蓮の国(Lotus Land)

いろいろ雑多に書いてます。

古舘トーキングヒストリーの感想(12月10日放送)

「古舘トーキングヒストリー 忠臣蔵 吉良邸討ち入り完全実況」

 

 録画視聴。Twitterに色々書いたので、ここにまとめておくことにする。

 

 非常に面白い番組でした。ドラマパートと解説&トークパートに分かれ、吉良邸討ち入りを再現していく構成。「いわゆる忠臣蔵」の映像(2004年放送のドラマ)と、史実に基づいたドラマ(大石内蔵助緒形直人吉良上野介:西村雅彦、ほか)を流して、それを解説&トークパートで分かりやすく解説という、形です。

 

 知らなかったことも多かった。個人的には松の廊下の原因とか、寺坂吉右衛門問題(切腹してない)も詳しく書いてほしかったな。そうすると2時間じゃすまないけど。

 「いわゆる忠臣蔵」(お揃いの装束、山鹿流陣太鼓など)は歌舞伎で洗練されてきたもので、それが「史実じゃない」のは当たり前。じゃあ、「それがいつ頃から行われたのか」と考えるのが面白いと思う。テレビではそこまでやらなかったけど、「忠臣蔵の伝説」がいつ頃から伝わってきたのか。やっぱり仮名手本忠臣蔵なのかな。

 あと、上杉家の上杉綱憲吉良上野介の息子で、上杉家の養子になった)が討ち入りを知って援軍に向かおうとするんだけど、千坂兵部か色部又四郎が止める場面。個人的には、1996年のドラマで石橋蓮司が演じた千坂兵部が好きなんだけど、これも史実にはないそうで。これがいつ加わったのか。一説によると、明治時代に千坂兵部の子孫が吹聴したという話があるんですが、本当なのかしら。

 

 解説者として登場した磯田道史さんは今注目してる方で、研究者なのに話の導入がすごくうまくて(武士の家計簿とか)、喋りもうまい(だからテレビで重宝されるんでしょうけど)。著書もどれもとても面白い。

 ゲストの伊集院光もすごかったな。「一般人目線」とか「ゲーム通目線」とか、いろんな視点からコメントして、それをうまく古舘が吸い上げたり、磯田さんに解説させたりとか。すごい参考になった。その他は名取裕子とアイドルの子で、その2人は普通の発言しかしないでしょうから、それをうまく回す感じで伊集院が素人っぽいことを言って名取裕子やアイドルの子がそれに答える、みたいな形で古舘をサポートしてた感じでした。

 

 ただ、古舘伊知郎の結論が「殺し合いは可哀想」みたいな展開になったのはちょっとどうかな。テレビ朝日だからしょうがないのかな。あと、未だに「赤穂浪士=善、吉良=悪」という目線で見てる人がどのくらいいるのか、ちょっと疑問です。