蓮の国(Lotus Land)

いろいろ雑多に書いてます。

村上春樹のライフスタイル・後

 

遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)

 

  村上春樹の小説を読む前に、旅行記「遠い太鼓」を読んでいたのでした。

 僕は、「ぶらりオタク旅」という旅をテーマにした友人の同人誌にたまに寄稿しているのですけど、その関係で参考になる本はないか、と作家の旅行記をいろいろと読んだことがあって、その中でこの本もたまたま手に取った。

 この本は、ギリシャを中心とした旅行記というよりは滞在記なんですが、独特の文体とさっぱりした生活にすっかり惹かれてしまったんですね。書いてたら読みたくなってきたな。エッセィの時の氏の文体は小説と全然違って、ちょっとセンチメンタルというか、情緒的というか、不思議な感じなんですよね。

 

 その後に読んだ「雨天炎天」は「遠い太鼓」の発展形という感じで、これも面白く読みました。

 

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

 

  これもギリシャを舞台にした旅行記なんですけど、修道院を巡るというちょっと変わった旅なのが特徴的。

 

 この間読んだ「走ることについて語る時に僕の語ること」も良かった。

 

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

 「遠い太鼓」と同じ感覚で読めました。ただテーマがあるエッセイだから、ストイックというか、無駄なところが切り落とされて洗練されているというか。

 

 エッセイを読むたび、「じゃあ小説も再チャレンジしてみるか」という気分になるのですが…。