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蓮の国(LotusLand)

近衛秀一の読書感想文が中心のブログ。

一枚の絵を見に青木村まで行ってきた話

旅行など

 一枚の絵を見に、長野の青木村というところにある青木村郷土美術館というところに行ってきた。私の住んでいるところからは3時間半。私は車のスピードを出さないし、休憩もあって結局4時間ぐらいはかかってるだろう。

 「一枚の絵」というのは、桜田晴義の「花園にて」という作品である。もともと、小学生だったか中学生の頃に読んだロバート・K・レスラーの「FBI心理分析官」の表紙であり、強烈な印象を私に残した。私が幻想絵画好きになったきっかけを作った作品だと思っている。

 青木村郷土美術館は、大法寺というお寺の近くにある。近くには地蔵や羅漢像もあって、小雨が降っていたせいもあってか、なんともいえない気分にさせられた。

 「花園にて」という作品は、紅い花が散っている中、顔と下腹部を手で隠した女性が椅子に座っているという構図である。もっとも、その女性の顔の左側からは象が、右側からはペリカンの頭が突き出ている、というちょっと不思議な作品なのだ。
 絵の画像があれば一番良いのだが、ネットにはあがっていないようなので、「FBI心理分析官」で調べれば良いと思う。

 さて、この絵を単純に多重人格の隠喩だと解釈してもいいけれど、私は、「他人の心は誰にも分からない」というような意味だと思っている。とここまで書いて悪いが、意味などどうでもいいのだ。なんというか、この絵がたまらなく愛しいのである。

 ずっと見続けていたいのだが、帰る時間があるので他の絵や展示物は一切見ず、受付兼売店で「花園にて」の絵葉書を買って帰った。画集出ないかなあ。

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