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蓮の国(LotusLand)

近衛秀一の読書感想文が中心のブログ。

映画評『パプリカ』

感想(映画)

パプリカ [DVD]/古谷徹,林原めぐみ ¥4,980 Amazon.co.jp パプリカ/千葉敦子(演:林原めぐみ)は、時田浩作(演:古谷徹)の発明した夢を共有する装置・DCミニを使用するサイコセラピスト。ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。

 

 見どころは、【夢が、犯されてゆく】というキャッチコピーにもあるように、現実が何者かの夢に侵食されていくところだろう。最初のシーンで、島所長が誇大妄想狂の夢に侵食され、あらぬ言葉を口走るシーンがあるが、その言葉と描写(無生物のパレード)がもろ筒井康隆で凄い。筒井康隆、というのは、その文章からある種の狂気を感じてしまう作家なのだけど、あの無生物のパレードのシーンは、正に狂気の具現化という感じでとても良かった。

 分かりにくいところもたくさんあったのだが、これは原作を見ればいいのかなー。