蓮の国(Lotus Land)

いろいろ雑多に書いてます。

書評『へそ曲がりの大英帝国』

へそ曲がりの大英帝国 (平凡社新書) へそ曲がりの大英帝国 (平凡社新書) (2008/07/15) 新井 潤美 商品詳細を見る

『へそ曲がりの大英帝国』(新井潤美平凡社新書)読了。

 イギリス人のシニスムと皮肉はよく知られているが、私もそれらが大好き、というか、体質的に似ていると勝手に思っている。私は大げさなことが嫌いだし、国とか故郷とか人生とか愛とか、そういう実態のないもののために頑張れ、などと言われると途端にしらけてしまうのだ。まあそれはともかく、本書はイギリス人のそういうところに迫った本。この手の本では以前、『笑う大英帝国』というのを読んだ。

笑う大英帝国―文化としてのユーモア (岩波新書) 笑う大英帝国―文化としてのユーモア (岩波新書) (2006/05/19) 富山 太佳夫 商品詳細を見る

 こちらは政治や王室など、「エライ人」がいかに風刺の対象になったか、ということに迫った本。ヴィクトリア女王ディズレーリなどの大物が登場するが、風刺画といってもピンと来ないところが多かった。『へそ曲がりの~』は、モンティ・パイソンリトル・ブリテンなど、近年のコント番組やコメディーから引用したり、会話形態を幾度も挿入するなど、幾分こちらのほうがわかりやすい気もする。