蓮の国(LotusLand)

近衛秀一の読書感想文が中心のブログ。

書評『陰謀史観』

陰謀史観 (新潮新書)陰謀史観 (新潮新書) (2012/04/17) 秦 郁彦 商品詳細を見る
 『陰謀史観』(秦郁彦新潮新書)を読了。日米開戦に絡む陰謀説(田中上奏文真珠湾攻撃陰謀説、コミンテルン陰謀説など)を批判する本。冒頭で、「いわゆるトンデモ本は対象外」と書いていて、ちょっとがっくりした。  私は、陰謀論の面白さは「純粋水爆」「常温核融合」など、どう考えてもあり得ない話が平然と出てきて、誰も疑問を感じないというバカバカしさにあると思っている。秦郁彦氏が真面目に書いている気持ちはわかるが、新書でこの内容はちょっと難しいのではと思う。いきなり河本大作と言われても、わからない人もいると思うし。